2013/04/20

リード線作る!! (本番)

どうも


リード線こんどこそつくります。


材料は
ウエスタンエレクトリック社のヴィンテージ単線です。
(ブラックエナメル 24GA)


 線の話は購入先のプロケーブルさんを見てください。
読まないとこの先の意味がわからないかもしれないので
すごい力説されてますが、力説具合も1年もすれば慣れてきます。(笑
メールですぐに送って欲しいとかお願いしても対応してくれる良心的な方です。

 1.リード線の長さが45mmくらいになるように切ります。
 (自分で普段使ってる線と同じにすればとりあえず大丈夫でしょう。)
  ついでに外側の綿布みたいなのも除去します(ボサボサになるので)、それから
ブラックエナメルの層をカッターでカリカリ剥がします。 シェルチップをハンダ付けする部分だけです。

2.収縮チューブを適当な長さで切ります。
 (このへんの収縮チューブとかはここらでまるごと買えます
 チューブかぶせない人もいるかとおもいますが、絶縁には念を入れてかぶせます。
(チューブの材質によっても絶縁の効果ちがうようですが、そこらでまるごと買えます)



 3.入れます、そしてターボライターやライターであぶり収縮させます。
 ヒートガンてのがあるらしいですが、予算の関係でライター
 焦げるか焦げないかの要領は実際に失敗して学んでください。

4.8本同じことやります。(シェル1個4本なので )
 ここでもうカリカリ8回やるのとか面倒になってきます。
 


5.リード線とチップをハンダでつけます。
(ハンダ中の様子は両手ふさがってるので撮影できません。)

ハンダ付けの前に端子を綿棒などで磨きます。
クリーニング液などもありますが、表面にコーティングされるタイプの液だとハンダと端子の間に膜があることになるので 使いません(理屈上)。



写真はハンダが足りないですね、ハンダが付いていますが線のカタチが見えるので再度盛ります。

失敗から学んだこと(超大事)
・半田は中学生の技術の授業依頼でしたが、オーディオ用ハンダはその成分から融点が高 くあの頃やったハンダ付けより溶けにくいです。ハンダこての40Wは最低必要かとおも います。
・ハンダなので熱いです。テーブルが焦げるので焼き物の上でやってます。 (皿の裏)
・すごい小さい部品同士なので固定が恐ろしく難しいです、テープで止めますが半田の熱 でテープの粘着材が溶けますので端子の先に剤がこびりついたりしますので注意。
 完全な固定はほぼ不可能なので、ずれるハンダ部分に追随しながら作業できるスキルが 必要です。(私の場合)
・すごい小さいですがラジオペンチのグリップを輪ゴムで縛って固定するような方法もあ るらしいです。
・チップの空洞(ピンをさすところ)にハンダが流れ込んで固まるという事故が初めての ころは多々ありました。
・なのでチップの空洞と反対側をハンダで付けます
・チップの穴の大きさと針ののピンの大きさがあわないことが多いとおもいますので
 先に穴を気持ちだけ広げておいたほうがいいです、シェル側のピンは大抵合います。(無理やり入れようとして自作のリード線がチップの部分折れたときの切なさはものすげ えです。)


なんとこれを16回繰り返します。(カートリッジ2個分)

 ちなみに、換気のよいところでやってください。 


完成. (下2本が最終形)
自分用に作ってるためチューブの長さがまちまちなので 更にチューブかぶせます(なんとなくハンダ面にも被さるようにしました)。
 ここまでやって1時間ちょっとです(自作歴4回)。
遅いかもしれませんが、早ければいいってもんではないですから。

今回はオルトフォンナイトクラブの針先がイエローなのでリード線もイエローにしてかっこよくします。




(初めて作った線?)
プロケーブルさんで買ったリード線に収縮チューブかぶせただけ。

 へたくそですね、かぶせただけなのにね。




2月頃作った線
白チューブとプラチナメッキシェルです。

一応線ごとに色もつけてみましたが、自分で接続するピンがわかればいいだけなので、色分けは基本しません。
だんだん上達してます、たぶん。


以上、「作る」ところお伝えしました。
材料費は使った分だけだと2000円以下とおもいます。
チェルチップ16個で500円が最高値でしょうか。造りが雑なの気にならなかったら 2セットで1万円の商品と同等それ以上の性能あるとおもいますYO!!
まあ造りが雑ですけどね、音は1万円。値段以上に素材の組み合わせでどうにでもなる世界なので気になる線とハンダとチップの組み合わせの線が見つかれば全然買いたいとおもいますけど。

( なぜか最後だけ中央そろえの文体になりました... )


ハンダと線選びの音質の話はまた別にやります。

自宅でオーディオ趣味の人がケーブルや線にこだわるのはもちろんですが、クラブで大音量という環境下で聞き比べると音の違いはデカいです。それぞれのハコの出音に足りない部分をハンダやケーブルで補正したりもできるんじゃないでしょうか。
なんかえらそうな事言ってますが、きょうのところはさようなら~









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